ランニングシューズのサイズ選び|足長・足囲の測り方と試着チェック

記事の範囲
2026年8月29日時点のメーカー公式情報を基に、初心者向けの選び方を整理しています。サイズの適合を保証するものではなく、足の症状の診断や治療を目的とした記事ではありません。

「普段の靴より0.5cm大きく」という目安を耳にすることがありますが、それを全員に当てはめることはできません。普段履きが革靴かスニーカーかでも表示サイズの意味が変わり、足の左右差、足囲、甲の高さ、シューズの靴型もフィットに影響します。0.5cm足すことを出発点にはせず、足の実寸と試着結果から決めてください。

失敗を減らすには、左右の足を測り、候補モデルのサイズガイドを確認し、ランニング用の靴下で両足を試着する。この順番が基本です。

結論:サイズは「普段靴+0.5cm」では決めない

サイズ選びの流れは次のとおりです。

  1. 左右の足長と足囲を測る
  2. 大きい側を基準の一つにして候補サイズを絞る
  3. 商品ごとの幅・ラスト表記を確認する
  4. 実際に使う靴下で両足を試着する
  5. 立った状態と歩行・許可された範囲の動作でフィットを確認する
  6. 通販なら返品条件を読んでから注文する

「つま先に何cm必要」といった数値だけで決めず、前足部、甲、かかとを含めた全体の収まりを見てください。

サイズ選びで知っておきたい4つの言葉

用語 意味 確認する理由
足長 かかとから最も長い足指までの長さ cmサイズの基礎になる
足幅 親指と小指の付け根付近の直線距離 横方向の広さを見る参考になる
足囲(ウイズ) 親指と小指の付け根付近を一周した長さ 横幅と甲まわりを含む目安になる
ラスト シューズ設計に使う靴型 同じcmでもモデルごとのフィットが変わる理由になる

足幅と足囲は同じものではありません。「横がきつい」と感じても、必要なのが大きいcmサイズなのか、広い足囲タイプなのかは分けて考える必要があります。

自宅で足長と足囲を測る

用意するもの

  • A4以上の紙
  • ペン
  • 定規またはメジャー
  • ランニング時に使う靴下

ASICSは、足長を測る際、かかとの位置を基準にして最も長い足指までを測る方法を案内しています。足囲は、裸足の状態で親指と小指それぞれの付け根にある張り出した部分を通るようにメジャーを一周させます。

詳しい図と手順は、メーカーの公式ガイドで確認してください。

公式情報: ASICS公式の靴サイズ測定ガイドを見る

測るときのポイント

  • 左右を別々に測る
  • 紙やメジャーがずれないようにする
  • 一度の測定だけで決めず、測り直して大きな差がないか確認する
  • 計測値は候補を絞る目安として使い、適合の保証とは考えない

公式の足形計測サービスでも、撮影条件などによって結果が左右されることがあります。数値は便利ですが、最後は実際の足入れと合わせて判断しましょう。

幅・ラストを確認する

ASICSは、NARROW、STANDARD、WIDE、EXTRA WIDEという足囲タイプを案内しています。New Balanceなど、D、2E、4Eと表示するブランドもあります。

ここで注意したいのは、異なるブランドの表示を単純換算しないことです。「このブランドのWIDEは、別ブランドの4Eと必ず同じ」とは言えません。商品ページと各社のサイズガイドを個別に確認してください。

幅広モデルの候補を探している方は、関連記事「幅広足の初心者向けランニングシューズ」へ進んでください。

店頭での試着チェックリスト

候補が決まったら、できれば店頭で試着します。

試着前

  • 実際に走るときの靴下を持参する
  • 普段使うインソールがある場合は、使用可否を店員に確認する
  • 左右両方を履く
  • サイズ違い、幅違いを比較する

履いた後

  • 足指を無理なく動かせるか
  • 親指・小指の付け根が強く圧迫されていないか
  • 甲が締め付けられすぎていないか
  • かかとが大きく浮かないか
  • 足がシューズの中で前後左右に大きくずれないか
  • 靴ひもを調整しても違和感が残らないか

つま先の余裕だけで判断すると、幅やかかとの不一致を見落とします。全体で確認してください。

「普段より0.5cm大きい」は参考になる?

候補サイズの一例になることはあっても、全員に当てはまる正解ではありません。普段履きが革靴かスニーカーかで基準が変わり、同じブランドでもモデルごとにラストは異なり得ます。人によっては同じ表示サイズが合うことも、0.5cm以外の差になることもあります。

「普段より何cm」は試着を始めるための参考にとどめ、足長の実測、幅タイプ、前足部・甲・かかとの収まりを優先してください。

左右の足の大きさが違う場合

左右差がある人は珍しくありません。まず両足を測り、両方を試着してください。

どちらを基準にするか、インソールなどで調整できるかは差の程度やシューズによります。大きな左右差がある場合や違和感が続く場合は、専門スタッフに相談しましょう。本記事では医療的な調整方法は案内しません。

オンラインで買う場合の確認事項

通販は便利ですが、購入前に次を確認してください。

確認項目 見るポイント
サイズ表 日本cm表記、男女区分、幅タイプ
販売者 公式または信頼できる販売者か
型番 欲しい幅・モデル・世代と一致するか
返品期限 発送日基準か到着日基準か
試着条件 室内試着が可能か、タグ・箱が必要か
返送料 店舗負担か購入者負担か、会員条件があるか
交換方法 サイズ交換か、返品後の再注文か

ASICS公式オンラインストアでは、商品発送後30日以内の返品を案内しています。OneASICS会員の返品送料無料には対象商品などの条件があり、サイズ交換ではなく返品後に再注文する方式です。注文時点の最新条件を公式ページで確認してください。

公式情報: ASICS公式の返品条件を見る

店舗の計測サービスも選択肢

自分で測るのが不安なら、ブランド直営店などの足形計測・フィッティングサービスを利用する方法があります。

ASICSは一部直営店で3次元足形計測を提供し、New Balanceも公式通販の商品ページから店舗フィッティングサービスを案内しています。ただし、計測結果だけでサイズの適合が保証されるわけではありません。候補選びを助ける情報として活用しましょう。

よくある質問

ランニングシューズは普段より何cm大きくしますか?

一律には決められません。普段靴の種類、足の実寸、足囲、モデルのラストが異なるためです。左右を測り、候補サイズを試着してください。

つま先はどれくらい空ければよいですか?

固定の数値だけで適合を判断しないでください。足指が無理なく動くかに加え、前足部、甲、かかとの収まりも確認します。

足幅が広いなら、大きいcmサイズを選べばよいですか?

足長を必要以上に大きくすると、シューズ内で足がずれる場合があります。WIDEや4Eなど、適切な幅タイプを含めて比較してください。

同じメーカーなら、同じサイズで買い替えられますか?

同じメーカーでもモデルや世代によってラストやアッパーは変わり得ます。買い替え時にも商品ページを確認し、可能なら試着してください。

自宅測定だけでオンライン購入しても大丈夫ですか?

候補を絞ることはできますが、適合は保証できません。返品可能な販売先を選び、試着条件を守って確認する方法があります。

サイズが合わず痛みが出たらどうしますか?

使用を続けて解決しようとせず、購入店や専門スタッフへ相談してください。痛みが続く場合は医療機関などの専門家への相談を検討してください。

迷ったら、この順番で確かめる

  1. 左右の足長と足囲を測る
  2. 商品ごとのサイズガイドと幅表記を見る
  3. 候補を2サイズ、必要なら幅違いでも用意する
  4. ランニング用の靴下で両足を試着する
  5. つま先だけでなく、前足部・甲・かかとを確認する
  6. 通販なら返品条件を守って判断する

購入場所で迷っている方は、関連記事「ランニング用品はどこで買う?」も確認してください。

参照した公式情報

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